居抜き売却とは…
居抜き売却は、店舗や飲食店・医院や宿泊施設などなどが内装や設備をそのままの状態で売却する方法です。この手法は、売主と買主の双方に多くのメリットを提供します。
居抜き売却の概要
居抜き売却とは、店舗の内装や設備をそのまま譲渡することを指します。これにより、売主は原状回復工事を行う必要がなく、コストが大幅に削減できます。また、買主は新たに改装することなく、即座に営業を開始できるため、初期投資を抑えることが可能です。
居抜き売却には主に以下の2つの方法があります。
造作譲渡: 売主と買主が直接交渉し、契約満了前から売買を行う方法です。この場合、売主は設備や内装をそのまま譲渡し、譲渡料を受け取ることができます。
現状引渡し: 売主が店舗をそのままの状態で引き渡す方法で、通常は賃貸契約満了後に行われます。
居抜き売却のメリット
コスト削減: 原状回復工事が不要なため、通常かかる数百万円の工事費用を節約できます。
営業継続: 売却手続き中も店舗を営業できるため、閉店直前まで収益を上げることが可能です。
迅速な取引: 買主が見つかれば、すぐに契約を結ぶことができ、無駄な家賃支払いを避けられます。
追加利益の可能性: 造作譲渡を行うことで、設備や内装の譲渡料を受け取ることができ、売却益を増 やすことができます。
居抜き売却のデメリット
一方で、居抜き売却にはいくつかの注意点もあります。
貸主の承諾が必要: 多くの賃貸契約では原状回復が義務付けられているため、居抜き売却を行うには貸主の承諾が必要です。
買主が見つからないリスク: 買主が見つからない場合、赤字営業が続く可能性があります。
評判の影響: 現在の店舗の評判が買主に影響を与えることがあり、悪評がある場合は購入を躊躇されることがあります。
居抜き売却は、店舗を閉店する際に非常に有効な手段です。コストを抑えつつ、迅速に売却を進めることができるため、オーナーにとっては魅力的な選択肢となります。ただし、貸主との交渉や買主の確保等、法律的な問題には注意が必要です。
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